where have the blue skies gone ?

P1100274 2012-09-09 11-55-00




      何年か遡り、夏の空を探した。
             
      ほんの2週間前はあれほどの酷暑だったのにと、
      里帰りの実家の空を思い出す。

      その実家の風呂はガラス戸をはさんでわたしの部屋の向かい側にある。
      入る順番はいつも決まっていて
      父親、私、母親の順。
      最後に母親がバスタブを軽く洗い、お湯を抜いて、窓を全開にして・・・・
      で終わるらしい。
      里帰り何日目だったか、もうとっくに休んでいると思っていた父親の声が
      ガラス戸の向こうで聞こえた。
      「呼んだ?」
      浴室扉の向こうからの母の返事はさすがに聞き取れなっかったが、
      安心したのだろう、立ち去る父の姿がガラス越しに見えた。
      ともに90歳をこえ、お互いの性格も知り尽くし、
      互いの見守り方も心得たものだ。
      今もってプライドの決して低くない母に対し、            
      もちろん呼びもしてない母にそれと知って「呼んだ?」と声をかけた父。
      きっと、いつもより少しだけ長風呂だったのだろう。

      「お父さんってほんと、優しいね。」とわたしが言うと、
      「だって、私が先に逝くと困るのはお父さんだもの。」
      と、すかさず照れ隠しに言う。

      わが親ながら いいなあ、と思う。







             

             
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コメント

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No title

ああ、いい話だなあ、と思う。
素敵なお話をありがとうございます。

No title

こんばんは。
お父様 お母様 本当に素敵なご夫婦ですね!
でも それ以上に「わが親ながら いいなあ」と思う…
胸 キュンです!
私も子供達から こんな風に思ってもらえる夫婦にならなくちゃ~(反省…)

No title

atushiさん、こんばんは。

それこそ、何でもない話なのですが、
お付き合いいただいてありがとうございます。

外はまた雨が降り出しました。
青い空が早く見たいですね!!



No title

ヒデさん、こんばんは。

この齢になると親のことも結構客観的に見れるものです。
里帰りのたびに色々発見です。

お子さん達もきっとちゃ~んと見ていらっしゃるから大丈夫。
ヒデさんのブログからも”仲良しご夫婦”としかとお見受けしましたヨ~。

コメントありがとうございました!!