summer garden






   いつもの夏より前倒しに仕事も片付き、
   いつもの寺まで曇り空の朝をのがすまいとペダルをこぎだす。
   風が起きるなぜか一瞬の安堵感。

   真っ盛りの期待をよそに
   何十何百の葉のなかにただ一つで、このコがフワリと浮かんで見えた。

   いつもの頬かむりのじいさんに、実は住職だったりして、と思いながら
   「もう終わりですか?」と尋ねてみる。
   「今年は咲きがよくないね~。後2週間ぐらいかな。早めに見ておいて~。」
           
   いつもの夏がいつもの様に過ぎている。








       

            
            
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