home town 3 11 私が、世の中のことを少し考えなければ、と思ったきっかけの日として 何か、なんでもいいから、自分自身に記しておきたいと思いました。 前日からのTVの残像か、朝起きると、 ”ふるさと”という言葉が頭をかすめました。 私を4歳から22歳まで育んでくれた場所。 山があるでも、海があるでもない、当時の新興住宅地が今に至った風景です。 「うさぎ追いしかの山・・・・・」 「如何にいます父母・・・・」のイメージが先行してしまう中で思ったこと。 誰かが待っていてくれる場所 誰かが“おかえり”を言ってくれる場所 それがふるさとかなって。 私にとって18年間過した両親の住む場所が故郷なら、 22歳以降、自分の人生と向かい合ったそれ以上の年月を受け入れてくれ、 その時間をいっしょに過してくれた友人らのいるこの街もまた、かけがえのない マイホームタウンなんだと思えます。 私は以前から親元に行く時も、東京に戻ってくる時も 共に、「帰る」という言葉を使っていました。 その言葉を双方に使うという、何となく感じていた違和感が 少しぬぐえた気がします。 “ふるさと”は自分で見つける場所かもしれません。