
僕にしてみれば、
キミはうらやましい程に自由だった。
言動がというよりはむしろその
感覚だったり、発想だっだり、思考だったりの部分で。
風貌からは気づかない周りも少なくはなかったが、
僕にとっては多くの不思議を隠し持って生きていた。
そんなキミが、自分とは真逆に思ったのだろう僕のことを時々
゛非凡なる凡人"と称してからかったのは、
自身の不得手部分の自覚もちゃんとあったということだろう。
その頃の僕は今思えば、何故だか窮屈そうに生きていたと思う。
キミが去った後に出会ったこの歌は、
そんなキミと僕のあの頃を歌っている。
とは、一方的な僕の思い込みか。
この先もしまたどこかでキミと出会うことがあるならば、
てれないで聞いてみたいもんだと思う。
が、果たしてどうだろうか。
キミは多分この歌を知らない。