真夏の果実

P8150053 2017-08-15 9-10-43



     3週間越の長い休みがそろそろ終わる。
     1か月前の風邪後遺症をひきずりながら、
     シーズンの締めくくりに入る。
     何もしなかった3週間分の後悔を
     説得力のないエクスキューズが言いくるめる。
     このまま終わっちゃうのかな~。
     誰に聞いている?
     自問自答の域にも入らない。
     中途半端な宙ぶらりんな弱い自分が野放しだ。
 
     実家から帰りの荷物に入れたゴーヤは
     今朝も冷蔵庫の中で転がったまま。
     
     

    










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himawari

P1150446 2015-09-28 12-33-02


    フィルムの一眼から
    デジタル一眼、ミラーレス、コンデジ、
    この頃はそれすらも持たずスマホで済まそうしている。
    いい写真も撮れるはずはない。
    情熱が覚めたのか、体力が落ちたのか、気力がイマイチなのか、
    言い訳はいくらでも言えるでしょうが、
    それでいいわけは無い。

    まだまだ楽しめるはずです。
    


    

   







金魚花火

P9250220 2016-09-25 12-42-039 


   父の毎年恒例、工業学校の同窓会がこの季節にある。
   参加は今年を限りと決めたらしく、親しくしてくださった方々にその挨拶を、と
   私鉄と地下鉄を乗り継ぎ、母親の心配をよそに夕方から出掛けた。
   まだ暑さに慣れ切っていない7月初旬、地下鉄の階段、
   母親の心配も無理はない。
   会の最後に求められた挨拶は、
   父曰く、もう少し気の利いたことを話せたらよかったということだったが、
   よい会を締めくくれたようだった。
   帰りは連れの方がいらして、地下鉄まで歩くはめになった。
   ようようの体で最寄りの駅にたどり着いたが、あいにくタクシーは出払っていて、
   戻ってくる気配はない。
   土曜の夜で弟も一杯始まっていた。
   へとへとになりながらも意を決して歩き進めた
   暗い道、父がその先に目にしたのは、
   懐中電灯を手に一生懸命歩いてくる母親の真っ白な頭だった、という。
   いまどき懐中電灯? 次の日母親にきいてみると、
   弟夫婦が玄関で見送り、お嫁さんが持たせてくれたらしい。
   家にたどり着くなり、母に急かされたのだろう、
   私に無事帰還の報告をくれた父は電話の向こうで
   母への、周りのすべてへの、ありがとう、を繰り返した。

   共に90路の、ただただ真っすぐでどこまでも平らな道を
   ゆっくりとそれでも時々息を切らし、
   特に話をするでもなくそれでもふたりで歩いている。
   
   「 お母さんと思いがけない夜の散歩ができてよかったね!」
   私は嬉しくなって言った。





     






Can't Help Falling In Love

P5050036 2017-05-05 15-11-45



       遊歩道脇の小さな池で子亀が生まれていた。
       まだバランスの取れきっていないそのフォルムは
       この世界をまだ何日かしか知らない者の愛らしさを
       亀と言えどもちゃんと見せてくれている。
       小さな池を尚のこと小さくして3匹だか4匹だかが
       からだいっぱいで生きている。

       キミらもまたやがては親亀みたいに
       レンズを向ける私と半眼開いて首を伸ばし、
       にらめっこするようになるのかい。
       
       

   







Can't Take My Eyes Off You

P5050080 2017-05-05 15-27-15


     何年振りかで会った友人の従妹は
     若い頃と変わらぬイメージで、
     懸命に生きているその近況をたくましく語った。
     特に接点を持つこともない、ただ友達のいとこ、
     というだけの彼女を友達が連れてきて会っただけだった。
     別れ際人ごみの中、一度振り向いた彼女が、
     何となくの名残惜しさに立ち止まって見送る私を
     とらえることはなかったが、
     なんだかその気持ちが通じたような気がした。
     そんなちっぽけなことが嬉しかった。